- 2023/11/28
本動画は、
YouTubeチャンネル
「DIYでシャッター商店街を再生するチャンネル」
(ポレポレDIYチャンネル)
によるインタビュー動画です。
シャッター率が60%に達していた
山形県鶴岡市の
「銀座通り商店街」において、
文化財建築を活用したカフェ&バー
「ebisuya(恵比寿屋)」を開業し、
商店街再生のキーマンとなってい
る店主・達也(たつや)氏へ
インタビューを行った
様子が収められています。
1. 経歴と「ebisuya」開業のきっかけ
外部のデザイナーから理事へ
もともとデザインや写真などの
グラフィック関係の個人事業主として、
商店街のお祭りのチラシ制作等を
請け負ったことをきっかけに
街づくりに関わり始め、
いつの間にか商店街の理事に就任しました。
「自分で店を開くのが一番早い」という決断
5年間理事として
組合運営やイベント開催
(「キネマ通りお祭り」など万人規模の集客イベント)
に尽力するも、
店舗自体は減り続けていました。
街の「空気感」が温まってきた段階で、
放置されていた文化財建物を借り受け、
「若者が集まる場所を
自分で作って
シャッターを開けるのが手っ取り早い」
と自ら開業に踏み切りました。
2. 店舗の特長と集客のリアル
コンセプト
国産クラフトジンをメインに扱う
「文化財を活用したカフェ&バー」
他の商店街店舗と被らないよう、
若い世代が反応する
洗練された空間づくりを意識しています。
集客と採算
鶴岡市内では珍しく
「20代の女性客」を中心に
若者が日常的に集まるスポットとなっています。
1年間運営した結果、
「建物のポテンシャルと若い子のカフェ需要」が合致し、
ビジネスとしても十分成り立ち(儲かって)います。
費用を抑えた空間づくり(約350万〜400万円)
文化財のため
大がかりな内装改修はせず、
雨漏り補修や高額になりがちな
水道引き込みを中心に改修。
家具は大工の作業場から譲り受けた天板に
脚をDIYで取り付けたり、
地元住民から寄贈された椅子や
ストリートピアノを活用するなど、
知恵とセンスで初期費用を大幅に抑えました。
3. 商店街の変化と出店ラッシュ
1年で6店舗が新規オープン
「ebisuya」のオープン以降、
若者向けのおしゃれな店舗やアパレル、
新店舗が相次ぎ、
ここ1年ほどで
一気に6店舗ほどが
新しく開業する出店ラッシュが起きています。
空き店舗(シャッター)の壁
シャッターが閉まっていても
「貸す気がない」
「裏に住んでいる」
「倉庫利用」
などで情報が不透明な物件が多く、
オーナーの心理的ハードルが
高い点が課題でしたが、
少しずつ貸し出しや
売却に応じるオーナーが増え始めています。
4. 未来の展望:商業から「オフィス・働く場所」へ
単に小売店・物販店で
シャッターを埋める
再生モデルには限界があります。
商店街内に
オフィスやワークスペースを整備し、
「毎日出社・滞在する関係人口(働く人)」
を増やすことで、
自然とランチ需要や
周辺の店舗利用が生まれる
「滞在型の商店街」
を目指すべきだと語られています。